金魚には胃がなくて、そのせいで硝化不良に陥りやすい、というのは金魚飼育者の間では有名な話。
でも、金魚はエサが欲しくてしかたがないし、飼育者も、かわいく金魚にエサをおねだりされると、あげたくなっちゃう。
で、金魚がお腹をこわし、水が悪くなり…という悪い循環が発生してしまいます。
金魚の品評会などに出品しようとしている人たちは別として、
普通に金魚をただ飼育している人たちは、だいたい、乾燥した粒餌をあげるのが一般的だと思います。
私もそうしています。
でも、乾燥している粒餌って、金魚のお腹の中でふくらんで、つい、あげすぎになっていることが多いです。
以前に、「つい、金魚にエサをあげすぎちゃって、困っているんです」とご質問を受けたことがありますが、その方は、エサは少なくあげなくてはいけないと思っておられるようでした。
でも、金魚の体型として、お腹がしっかりついて重心が下になると転覆しにくくなることから、エサをあまりに少なくするのも良くありません。しっかり、体型をつくってあげるには、成長過程で良く泳がせて、しっかりエサをあげることも必要です。
ですから、消化の良いエサを回数多くあげる、というのが良いです。
ということは一回のエサの量を把握する必要があるのですが、乾燥粒餌の場合、金魚のお腹の中でどのくらいふくらんでいるのか?わかりませんよね。
で、このように液体のバクテリア剤でふやかしてみます。白いのはミネラルとクロレラを混ぜています。
乾燥しているときは少なく見える乾燥粒餌ですが、こうするとかなり多くなった印象です。
かなり膨らみましたね。
最初に膨らませた状態で金魚に与えれば、もう大丈夫。
これ以上金魚のお腹の中でふくらむことは無いので安心です。
金魚が消化不良でお悩みの場合はためしてみると良いかもしれません。
うちの金魚は、この方法でエサを与えるようになってから、消化不良はおろか、ものすごく太いフンを出すようになりました。
ただ、あくまでも自己責任でお願いします。
エサをふやかすには薄めが良いかも。